謹賀新年

皆さま、新年あけましておめでとうございます!

昨年は、これまでにも増して激動の一年でしたし、いくつもの悔しい思いをした一年でもありました。ただその一方で、多くの皆さんの温かいご支援のおかげで、目標として掲げていたいくつかの政策を実現させることができ、大きな達成感を得ることができた年でもありました。

さて、今年、2020年の目標は、なんと言っても今の政治状況を変えることです。

行政の私物化や不正、行政文書の改ざん・隠ぺい・意図的な廃棄、議会ルールや社会ルールの無視、暮らしや経済が悪化する中での消費税引き上げや米国製兵器の爆買い、民意を無視した辺野古の新基地建設の強行などなど ・・・ いったい誰のため、何のための政治なんでしょうか。

この7年間、安倍内閣は数々のスローガンを掲げてきました。ではいったいなにが実現されたのでしょうか? 労働者の実質賃金は大きく落ち込み、家計消費も悪化しています。雇用者数は増えました。しかしその多くは非正規・不安定・低賃金雇用であり、年金や老後資金の目減りで働かざるを得なくなった高齢者の方々です。介護離職者はかえって増加し、潜在的待機児童数も増加しています。その影響か、出生率はさらに悪化し、昨年の出生数ははじめて90万人を割り込みました。

GDPの計算方法を変えて大きく嵩上げをしたにも関わらず、目標とされたGDP600兆円には遠く及ばず、一人当たりGDPの国際比較ではなんと世界26位にまで落ち込んでいます。家計の教育負担は特に高等教育で増え続け、教育格差が広がり、企業経営者が従業員を育てず、大事にしなくなってしまったことも相まってか、我が国の国際競争力は世界30位にまで低下しています。円安と日銀・GPIFのおかげで株価が上昇しても、その恩恵を受けるのは投資家と一部の企業経営者ばかりというのが現実です。

これ以上、こんな政治を続けさせてはいけないし、今年こそ、今の政治を変える大きな転換点としなければなりません。もちろん、そのために必要なのは、私たち自身が、国民の皆さんに期待をかけていただけるよう、変わっていくことです。その強い決意と覚悟で、これからの一年に臨んで参ります。

ぜひ今年も、厳しくも温かいご支援・ご協力をお願いいたします。そして皆さんも、どうか良いお年をお迎え下さい!

2020年 元旦
石橋通宏