10月29日(火曜日)立憲民主党を代表して、石橋議員は、来日中のフィリピン残留日本人二世代表団の女性らと会い、無国籍状態で放置されている一千名以上のフィリピン残留二世の日本国籍回復についての協力を要請されました。阿部知子衆院議員、川田龍平参院議員も同席して請願書を受け取りました。米国植民地であったフォリピンには第二次大戦前に多くの日本人が渡航して事業などを行っていましたが、日本軍の侵攻後は軍部支配に対する感情が悪化し、敗戦後は日本人の父親の死亡や強制送還により多くの二世が隠れるようにフィリピンで暮らさざるを得なくなりました。そうしたなかで日本国籍を得るための手続きやフィリピン国籍取得もできずに無国籍のままで80歳前後を迎えた二世が一千名近くおられます。今回はフィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC・河合弘之理事長)やフィリピン日系人会、フィリピン政府司法省などの協力で来日し、日本フィリピン友好議連や残留二世問題に関心をもつ国会議員と面会して請願書を提出するとともに、東京でシンポジウムを開催し、残留二世の日本国籍回復を世論に訴える行動を行っています。ILO職員時代にフィリピンで3年駐在した経験のある石橋議員は「フィリピンにいた時代にはこの問題を知ることはなかった。5、6年前にPNLSCの皆さんから陳情を受けて、厚労省などにも働きかけを続けてきたが態度はいまだ固い。今日午前中に超党派の日比友好議連で与党の議員も一緒に話を聞かせていただいて、与党議員からも議連としてしっかり協議していきたいとの話をもらった。党としてもしっかり議論し具体的な対応を進め働きかけを強めていきたい」と応えました。