7月18日(金)の午前中、私が国会議員になる前に8年余り勤務していた国際労働機関(ILO)で現在、活躍してくれている日本人専門家3名が国会事務所を尋ねてきてくれました。皆さん、休暇等で帰国中で、何かとお忙しい中だったのですが、私が事務局長を務めているILO活動推進議員連盟(以下、ILO議連)との交流と、日本の国会議員として活動しているかつての同僚を激励するという意味合いを兼ねて、わざわざ時間を割いて来てくれたのです。嬉しいですね!


(右から、小笠原さん、坂本さん、私、野口さん、そして駐日事務所の上村さん)

野口好恵さんは、私が1998年に初めてILO総会に出席して、第182号条約(最悪の形態の児童労働即時撤廃条約)の策定議論に関わったときに初めてお会いしているので、もう随分前からの知り合いです。長年、IPECという児童労働撲滅プログラムに関わってきておられるので、NTT労組をはじめ、児童労働問題に取り組んでいる日本の労働界にも知り合いはたくさんおられるはず。現在は、ジュネーブ本部で上級法務官として活躍されています。

坂本明子さんは、実は私と入れ違いで、ILOのマニラ事務所に赴任された方。私がいた頃、マニラ事務所はサブ地域事務所で、フィリピン、インドネシアに加え、フィジーやサモアなどの南太平洋諸島の国々も管轄していたのですが、その後の地域組織再編で、マニラ事務所はフィリピン事務所となり、フィリピン国内での活動に集中しています。かつては5人もいた日本人も、今は坂本さんだけ。今は長期休暇中とのことでしたが、マニラに戻ったらまた活躍してくれることと思います。

そして小笠原稔さんは、アフリカ・ケニアのナイロビ事務所を拠点に活動中です。お話しを聞いたら、もう5年以上、ケニアに駐在しておられるとか。しかも今、アフリカのILO関連事務所で日本人は小笠原さんだけなんだそうです。いや、そりゃビックリ。なかなか厳しい環境ではありますが、ぜひ小笠原さんには引き続き頑張っていただきたいですね。

私もお三方から久し振りにILOの状況をお聞きして、大変有意義でしたし、ILO勤務時代がとっても懐かしく感じられました。今後、ILO議連としても日本人スタッフの活動を支援していきたいと思いますし、何と言っても、日本人の数をもっと増やしていけるように応援していきたいと思います。我こそはと思っておられる方、ぜひどんどん手を挙げて下さいね!