突然、テレビ朝日の「報道ステーション」に、私の参議院予算委員会での質疑の様子が出てきて驚いた方もおられるのではないでしょうか? いや、私もああいう形で取り上げられるとは思わなかったので、何だか戸惑うやらこっぱずかしいやら・・・。

いや、しかし取り上げた問題は、予算事業のあり方(=皆さんの税金の使われ方)に関わる重大な問題です。だからこそ、新聞やテレビで報道されたのですね。

ということで、以下、テレビをご覧になれなかった方々のために少しだけ解説します。

3月6日(木)の参議院予算委員会で私が取り上げたテーマの中に、「一般会計における失業者・求職者支援対策について」というのがありました。その中で、平成25年度補正予算案の中で政府が実施を決定した「短期集中特別訓練事業」の入札不正疑惑を取り上げたのですね。

これ、非正規労働者などを対象に導入編的な職業訓練を行う事業で、2月18日にその事業を請け負う委託先の公募が開始になって、午前10時に一旦、正式な公募が厚生労働省のホームページに掲載されたのです。ところが、その約1時間後に、突然、削除されてしまいました。

そして、翌日、再びホームページに掲載されたのですが、なんと、公募の要件(入札条件)が変更になっていたのですね。で、何が変わっていたかというと、「全省庁統一資格」という資格(=全ての省庁の競争入札に参加できる資格)が削られていたのです。

事業は、厚生労働省が所管している独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」が請け負うことが決まっていましたが、厚生労働省は「いったん公示したあとで参加の条件を変更したのは不適切だった」として、募集をやり直すことを決めました。
事業を請け負うことが決まっていた法人は「全省庁統一資格」を持っておらず、田村厚生労働大臣は、募集を公示したあとにこの法人から厚生労働省に電話があったことを明らかにし、応募条件を変更したいきさつについて調べる方針を示しています。
田村厚生労働大臣は、参議院予算委員会で、「どういう経緯で変わったのか、これから調べないとならないが、たとえ1時間であろうが何時間であろうが、1回、条件を示したものが、途中で変わって、それによって入札が行われるのは許されることではない。最初の要件でやり直させてもらう」と述べ、入札をやり直す考えを示しました。