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参院選後、初となる第218回臨時国会が、8月1日(金)に召集され5日間の会期を終え閉会しました。
石橋議員は、参議院議院運営委員会の野党筆頭理事として、7月24日(木)に与党筆頭理事と最初の筆頭間協議を行って以降、ほぼ毎日、与党理事と召集に向けた協議を行い、4回に及ぶ議運委理事会をセットして、議院運営委員会所掌の様々な課題の調整に追われました。召集日に向けて議院運営委員会理事会で決定すべきことは多岐に渡りますが、そのベースとなるのは、各会派に所属する議員の数です。常任委員会、特別委員会、審査会等の委員長/会長ポスト、委員会の委員数や理事の割り当て、会派が国会内で使う事務室の広さと配分、会派が使用できる公用車の割り当てなどなど、すべて会派所属議員数に応じた配分で決められるのです。
立憲民主党としては、国対段階の協議で、今回の与党過半数割れという直近の民意を反映して、議院運営委員長と予算委員長ポストを野党に配分すべきと強く主張しました。特に予算委員長については、皆さんも御存じの通り、実際に衆議院でも昨年の総選挙の結果を受けて、立憲民主党の安住委員長が誕生しているわけですから、決してあり得ないことではないと考えていました。しかし、自民党は、最後まで、議運と予算の両ポストを譲らなかったのです。最終的に、自民党は議運と予算に加え、内閣、財金、厚労、農水、決算、環境の8委員会を確保し、私たち立憲会派は、総務、文教科学、国土交通の3委員会の委員長を得ることになりました。
中でも、地方自治や情報通信政策などを所管する総務委員長のポストを得たことは、今後の政策実現に向けても意味は大きいと考えています。
また、立憲会派の常任委員長ポストは選挙前よりも1減になったのですが、新たに、極めて重要な憲法審査会の会長ポストを獲得することができました。これにより、参議院でも、本来あるべき健全な憲法論議を行っていきたいと思います。なお、臨時国会召集日の8月1日(金)には、参議院の議長選挙、副議長選挙が行われ、副議長に立憲民主党の福山哲郎議員が新たに選出されました。福山議員は、2017年に立憲民主党が結党した際の幹事長でもあり、長年、私たちの会派において、中心的な役割を担って頂きました。福山議員には副議長就任に伴い会派を離脱することとなりますが、これまでの党・会派への貢献に感謝しつつ、今後は熟議の府・参議院の副議長として活躍いただけるものと思います。
4日(月)には、トランプ関税問題を主たる議題として、衆議院で予算委員会が開催され、5日(火)には、参議院でも予算委員会がそれぞれ3時間、石破総理出席、NHKテレビ中継入りで開催されまました。トランプ関税問題については、先般、相互間税率が15%になったとの報道が駆け巡りましたが、実は、具体的な中身については、未だによく分かっていません。中身が良く分からないので、本当の影響も分からず、関係する業界でも混乱が拡がっています。
衆参予算委員会での答弁では、懸念の払拭にほほど遠く、政権の国会運営の行方はまだ見えない状況での中、第218回臨時国会は閉会しました。