今年6月23日(月)に、情報労連主催「沖縄ピースステージ2014」に参加した際、NTT労働組合情宣部の特別企画として、ドキュメンタリー映画『標的の村』の三上智恵監督と対談を行いました。

 

実は、8月9日号のNTT労組新聞に、その対談の様子が記事になって掲載されているのですが、NTT労組新聞を購読されていない方々にもぜひお読みいただきたい内容なのです。幸い、NTT労組情宣部の許可をいただけたので、以下、記事全文(PDFファイル)へのリンクを掲載しておきます。

「標的の村」三上監督−石橋議員対談記事 前半
「標的の村」三上監督−石橋議員対談記事 後半

詳細はぜひ記事本文をお読みいただければと思いますが、以下、簡単に背景を説明しておきます。

2012年10月1日、沖縄・普天間基地にオスプレイが配備されたこと、そしてその時に、普天間で、沖縄で何が起こっていたかを皆さんはご存じだったでしょうか?

今年になって、オスプレイが首都圏に飛んできて、住民からの反対運動が起こった時のことは、全国メディアも一部、取り上げていたので、皆さんも注目されたと思います。しかし、オスプレイが岩国基地で組み立てられ、最初に普天間に飛来してきた時のことは、沖縄以外ではあまり報道されなかったので、よほどアンテナを高くしていた人しかその時の状況は分からなかったのではないでしょうか。

ましてや、私自身もこれは映画を観て初めて知ったのですが、オスプレイが飛来する直前、オスプレイの配備に反対する県民たちによって、あの普天間基地が一時的に封鎖されていたという前代未聞の出来事のことは、沖縄以外では全くといっていいほど知られていなかったと思います。さらに、オスプレイの訓練を行うために、沖縄本島の北部、自然豊かな「高江地区」に新たにヘリパッドが建設されていたこと、その建設に地域住民の皆さんがずっと反対運動を行ってきたこと、そして、平和的に反対運動を行っていた住民が、国によって訴えられてしまったこと(いわゆる「スラップ訴訟」)などの事実は、ほとんど知られていないのではないでしょうか。

ドキュメント映画『標的の村』は、そのような沖縄の現実、日本の現実を描き出しています。そして、米軍基地問題を巡って、沖縄県民が分断され、争いに巻き込まれてしまっている残念な現実も・・・。

三上監督との対談では、実は、沖縄県内でも、米軍基地問題に関する真実が伝えられていない、知られていない状況も語られています。今、平和をいかに創り、育てて行くかをあらためて考えていくためにも、ぜひ対談記事をご一読下さい!