台北駐日経済文化代表處の沈代表と意見交換

今日(2月24日)のお昼、民主党国際局の副局長として、台北駐日経済文化代表處の沈斯淳代表と意見交換をさせていただきました。

本年度、私は国際局の東アジア及び南太平洋地域の主担当になっています。今、民主党国際局として、在京外国公館の皆さんとの関係強化を図るために、それぞれの国の対日窓口の代表とまずは顔合わせを行っていこうということで、「ドアノック」という取り組みを行っています。今日はその一環で、国際局長の田嶋要衆議院議員、そして副局長の奥野総一郎衆議院議員と一緒に、台湾の沈代表との意見交換を行ったわけです。

今日は国際局としての最初の顔合わせということもあって、お互いの状況や課題、さらには日台間の貿易や往来の状況などについてざっくばらんに意見交換。その中で、昨年、台湾から日本を訪問した方々の数が、円安効果もあって台湾総人口の1割にあたる234万人にのぼり、対前年比で50%も増加していることを伺い、改めて日本と台湾との関係の深さを実感しました。

今後、中小企業を中心とした産業連携や、民主主義・自由・人権といった共通の価値観の推進、東アジア地域の安定に向けた相互連携、さらにはITを中心としたアジア発の技術やサービスの展開に向けて、協力を深めて行くことを確認しました。そのためには、政治家レベルの交流が必要ということで、今後は沈代表のご協力も頂きながら関係樹立を図っていくことも併せて確認しました。

今週は、香港経済貿易代表部とも顔合わせを行う予定。諸外国との相互理解と対話の促進に貢献していくため、国際局の活動にもしっかり取り組んで行きます。

参議院ODA特別委員会で質問!

今日行われた参議院「政府開発援助(ODA)等に関する特別委員会」の参考人質疑で、民主党を代表して質問に立ちました。

今日の委員会は、「60周年を迎える我が国ODAの現状と動向に関する調査」ということで、政府からの説明聴取の他、参考人として出席頂いたJICAの田中明彦理事長、神戸大学大学院国際協力研究科の高橋基樹教授、国連開発計画(UNDP)の近藤哲生駐日代表、そしてアジア経済研究所の平野克己上席主任調査研究員からそれぞれ意見陳述を受けた後、質疑を行いました。

詳細は、参議院インターネット中継の録画中継で中身をご覧いただければと思いますが、私からは、主に以下の5点について質問を投げかけ、ODAの現状に関する問題提起を行いました。

1.政府やJICAが「我が国ODAがめざすは裨益国の経済成長」と言うが、ODAの本来の目的とは何なのか?(高橋参考人への質問 →裨益国の国民の利益が第一であり、貧困撲滅や社会的発展をめざすべきと回答)

2.JICAがめざすのは「裨益国の経済成長」と言うのではなく、「裨益国の社会開発や貧困撲滅をめざす」と言うべきではないのか?」(JICA田中理事長への質問 →もちろん、貧困撲滅のために経済成長を目指していると回答)

3.「スマートな開発支援(裨益国の痛みや苦難を共有しながら必要な支援を行うこと)を行うべき」との意見に共感を覚えるが、今の日本のODAは果たしてそうなっているのか?(高橋参考人への質問 →良くなってきているが、まだまだ課題は多いとの回答)

4.課題は、日本でも裨益国でも、当事者の関与やNGOの参加参画を確保することだと思うが、例えばモザンビークで起きているプロサバンナプロジェクトに関する問題について、どのような意見をお持ちか?(高橋参考人への質問 →進め方に課題があると認識しているとの回答)

5.近藤参考人から、ディーセントワークの実現が国際協力の目標の一つとの発言があったが、JICAの事業ではそれをいかに確保しようとしているのか?(JICA田中理事長への質問 →環境社会配慮ガイドラインに沿って進めているとの回答)

6.その環境社会ガイドラインは、中身は大変素晴らしいけれども、実効性が担保されていないという批判が内外から上がっている。今後、当委員会でも、ガイドラインの遵守状況についてしっかりチェックを行っていくこととしたい。

今日は、質疑の時間が10分しかなかったので、論点の頭出しだけで終わってしまいましたが、これらの論点について今後、さらなる深掘りを行っていきたいと思っています。

稲嶺進名護市長をお招きしての懇談会

今日の午後、超党派議員が加盟する「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」の今年度第1回勉強会が開催され、特別ゲストとして稲嶺進名護市長に講演をいただきました。

いや、私もこんなにも大勢の皆さんが参加するとは予想もしていなかったので、まず会場に入るなり、300人規模の座席がほぼ満杯だったことに驚かされました。外部から大勢の方々が参加されていたのですが、やはり、それだけ関心が高いテーマなのです。

そして、演題に立った稲嶺市長は、まず先般の名護市長選挙に際する全国からの熱い支援に対して御礼の言葉を述べたあと、選挙戦の状況と、その裏側で起こっていた様々な動きについて説明。「今回の選挙は、対立候補との戦いといううよりは、対自民党、そして対政府との戦いであった」と、非常に大きな「権力」との戦いであり、その戦いに沖縄の民意が勝利したことの大きさは計り知れないことを強調されていました。

そして、本当に戦いはこれからであることも強調して、名護市民の声、沖縄県民の声、そして応援してくれる全国の国民の声を背景に、あらゆる手を尽くして辺野古の新基地建設に反対していく決意を述べられました。

実際、このタイミングで、稲嶺市長のお話を直接聞けたことは大きな収穫でした。私たちも引き続き、普天間基地の早期返還と、辺野古の新基地建設撤回を求め、有志議員が連携して取り組みを進めていきます。

情報労連・長崎県協主催の学習会で講演しました!

1月21日(火)、長崎にお邪魔して、情報労連長崎県協議会&NTT労組長崎グループ連絡会共催による政治学習会に講師として参加させていただいて、約70分、講演をさせていただきました。

会場には、多くの情報労連長崎県協加盟労組の代表の皆さんが! 本当にありがたいことです。で、もちろん、いつものように熱が入りまくって、70分間、ノンストップで喋りまくりました(笑)

長崎の皆さんには、とりわけ、安倍政権がめざしている解釈改憲による集団的自衛権の容認、そして自民党の憲法改正草案がどのような危険性をはらんでいるのかという点を強調してお話をさせていただきました。きっと参加していただいた皆さんも同じ思いだったはず。政治の右傾化と暴走を許さないためにも、これからしっかり頑張っていくことをお約束して、講演を終了しました。

名護市長選挙の結果を受けて

注目されていた沖縄県名護市長選挙は、今日(1月19日)、投開票が行われ、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する現職の稲嶺進さんの再選が確実となりました。

昨年末、政府が沖縄に対する大型の振興予算案を決定し、それを受けて仲井眞・沖縄県知事が(自らの公約を覆して)辺野古の埋め立て申請を承認した直後の選挙だっただけに、名護市民がどのような判断を下すのかを私も心配して見守っていました。今日、市民が下したこの結果を、政府・与党だけでなく、私たち民主党も、そして全ての国民が、重く重く受け止めて、対応していかなくてはなりません。

辺野古に新しい米軍基地を作らせてはいけないし、作らないことは可能だと思います。この10数年間の国際情勢の変化、米国や米軍を取り巻く環境の変化を考えれば、普天間基地の早期閉鎖と、辺野古移設計画の放棄を両立することは不可能ではないということです。何より私たちは、沖縄県民の皆さんの意志を最大限に尊重していかなければなりません。

これからも、情報労連沖縄県協の皆さんの思い、そして全国の仲間の皆さんの思いをしっかりと受け止めて、党内外で活動を続けていきます。

「第66周年カチン州の日」記念式典に参加

1月12日(日)の夜、都内で、「第66周年カチン州の日」記念式典が開催され、私も招待をいただいたので参加してきました。

会場には、都内近郊に在住のミャンマー・カチン民族の皆さんや、他のミャンマー民族の皆さんたちが大勢、集まっておられて、大いに盛り上がっていました。第1部は、主催者代表の挨拶や、カチン州の日が誕生した歴史的経緯についての説明、カチン民族がおかれている現状についての報告などで構成。そして第2部は、カチン民族の皆さんによるカチンの歌や踊りの披露と、なかなか盛りだくさんの内容でした。

そして・・・

「今日は一人の参加者として来てるから、挨拶とか紹介はナシにしておいてね」と主催者にお願いしたにもかかわらず、第1部が終了した時に突如、司会者から壇上に呼び上げられ、「カチンの和平やミャンマーの民主化を支援してくれている石橋参議院議員です」と紹介をいただきました。

いや、ありがたいことです。

で、せっかく機会をいただいたので、会場の皆さんに「カチン州では今なお、内戦が続き、10万人以上の一般カチン市民の皆さんが避難生活を余儀なくされています。その現実にしっかりと思いを馳せながら、私たちは、在日カチン民族、そして全てのミャンマー人の皆さんと手を携えながら、ミャンマーにおける民主化の進展と真の和平の実現、そして何より、全ての国民の安心と安全と繁栄のために支援を続けていきます」と挨拶をさせていただきました。

実は、2月9日に、「第67回ビルマ連邦の日記念式典」が下記の通り、都内で開催されます。私も行きたかったのですが、その日はちょうど、福島県郡山市で民主党大会が開催されるので、残念ながら欠席です。ご都合のいい方、ぜひ参加してみてください。ミャンマーの文化に触れることの出来る貴重な機会ですよ!

《第67回ビルマ連邦の日記念式典》

  • 日 時: 2014 年2 月9日(日) 13:30〜 受付
  • プログラム:
    • 14:00〜15:30 ビルマ連邦の日記念式典
    • 15:30〜18:00 民族文化の集い(民族音楽・民族舞踊)
  • 場 所: 豊島区民センター6 階(東京都豊島区東池袋1-20-10)
  • 入場料: 無料  *事前申込の必要はありません。