4月3日(木曜日)の朝、民主党文部科学部門会議が行われ、私が法案担当主査として検討を進めてきた「著作権法改正案」について、賛成することを決定しました。

この日の会合では、まず、日本経団連からヒアリングを行い、その後、法案審査に入りました。私から、以下の提起を行って、満場一致で決定いただくことが出来ました。

① 改正案は、いくつかの点で不十分かつ曖昧で、満足できるものとは言えないが、電子書籍に出版権設定が出来ないという現行著作権法の大問題に対応することの緊急性に鑑み、賛成とする。

② その上で、懸念される点や確認が必要な事項について、衆参委員会での質疑を通じて確認答弁をとりつつ、必要事項について附帯決議に盛り込んでいく。

今回の著作権法改正案は、これまで電子書籍に対応していなかった出版権を、新しい時代に対応した形へと改善するための第一歩になるもので、今後、その適切な運用で電子書籍の流通促進と有効な海賊版対策を確保していくとともに、出版権の管理制度や利活用促進のためのナショナル・アーカイブ等の実現に向けて、さらなる前進を遂げていきたいと思います。