フランスの開発担当大臣と意見交換

3月13日(金)午後、「国際連帯税の創設をめざす議員連盟」の役員と、アニック・ジラルダン開発担当大臣との意見交換を行いました。議連側の出席者は、衛藤征士郎会長(自民党衆議院議員)、藤田幸久会長代行(民主党参議院議員)、福島みずほ顧問(社民党参議院議員)と私の4名でした。

 

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ジラルダン開発担当大臣は、仙台で開催される「国連防災世界会議」に出席するために来日されており、この機会にぜひ 国際連帯税連盟と意見交換をしたいとのお申し出をいただいて、この日の会談となりました。

会談の中で大臣が再三強調されたのが、今年、2015年は、いわゆる「革新的資金調達メカニズム(=伝統的な一般財源からのODA予算ではない、国際協力目的の新たな資金調達手段)」の構築にとって大変重要な年になるということでした。それは、今年がMDGs(ミレニアム開発目標)の最後の年で、次のポストMDGsを策定する大事な国連総会が行われることに加え、地球温暖化防止に向けたCOP21が開催され、新たな合意をとりまとめる年でもあるからです。

 

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ジラルダン大臣は、特に航空券連帯税について、「フランスでも導入時にはさまざまな抵抗があったが、その影響をしっかり検証するとともに、税の使い途を国民にしっかり説明したことによって賛同を得てきた。日本でも、ぜひ透明性が確保される制度を設計して、国民の理解を得られるよう努力をしてほしい」と述べ、エールを送っていただきました。

議連側からも、衛藤会長から「皆で力を合わせ、国民世論を喚起しながら国際連帯税の導入に向けて一層努力していきたい」と決意を述べて、会談を終了しました。短時間の会合でしたが、大変有意義な意見交換ができました。今後も、フランスをはじめとするEU諸国との連携を図っていきたいと思っています。

東日本大震災から4年

今日、3月11日、東日本大震災の発生から丸4年が経過しました。

東京の国立劇場では、4周年の追悼式典が開催され、私も出席してきました。震災が発生した午後2時46分に全員で黙祷を捧げるとともに、岩手、宮城、福島、それぞれのご遺族代表の方から追悼の言葉を受け、最後に全員で祭壇に献花をさせていただきました。

東日本大震災から4年 政府主催の追悼式(NHK NewsWEB)
ご遺族代表の方々からのことばは、それぞれに胸を打つもので、感動を覚えました。愛しいご家族を失いながらも、回りの方々に支えられながら、そして、故郷の復興を願いながら強く生きてこられたその気持ちに、心からの敬意を表さずにはいられません。

今日、震災4周年にあたり、政治の責任として、被災地の復興と、被災された方々の生活再建に力を尽くしていく決意をあらたにしました。とりわけ、今なお東電福島第一原発の現場で汚染水処理や廃炉に向けた厳しい作業に日夜、奮闘してくれている7,000名にも及ぶ労働者の皆さんに思いを寄せ、原発労働者の健康・安全の確保にも引き続き注力をしていかなければなりません。もちろん、二度とこのような原発事故を起こさないための活動も…

よーし、がんばろう!

参議院決算委員会で民主党を代表して質問に立ちました!

お知らせしていた通り、2月6日に行われた参議院決算委員会で、民主党会派を代表して質問に立ちました。約2年ぶり2回目のNHKテレビ中継入りの質問でしたが、さて、皆さん、テレビでご覧戴けたでしょうか?

 

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「決算の参議院」と言われるぐらい、参議院は決算審議に力を入れています。途中で解散のない6年間の任期を持つ参議院議員だからこそ、継続的にじっくりと国の決算をチェックして、問題を質し、それを今後の予算に反映させていくというプロセスの担い手になり得るわけですね。

さて、今回の質疑で私が取り上げたのは、(1)中東における日本人拘束事件に関するトルコ外相の発言、(2)政府債務の現状と国債費及び利払費の将来展望、(3)公共事業の乗数効果と雇用創出効果、そして(4)20年に及ぶ労働者の賃金低下の理由とアベノミクスの効果、などについてです。詳細はぜひ、参議院インターネット審議中継で録画をご覧頂きたいと思いますが、以下、いくつかの重要な点に絞って報告しておきます。

 

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まず、2013年度決算では、国の債務が1,024兆9,568億円(国債や借入金、政府短期証券の合計)に膨れあがり、国債の利払い費だけで8.1兆円に上っています。にもかかわらず安倍政権は、アベノミクスの第二の矢である財政出動を続け、今回も補正予算と本予算と合わせて大型の予算を組んでいます。適切かつ効果のある財政出動であれば議論の余地はあるのですが、しかし今回もまた、効果の疑わしい伝統的な公共事業や防衛支出に多額の支出をしているので、その点を私たちは追及しているわけです。

実は、昨年7月に内閣府が行なった長期試算があって、それによると、安倍政権の目標である「経済成長率実質2%以上」を達成した場合、2020年度頃には「長期金利は4%程度に上昇」して、「国債費(国債の利払いや償還に当てる経費)は足元の20兆円台前半から40兆円程度に増加」とされているのです。この予測に基づいて国債の利払い費の伸びを予測すると、2020年頃から急増して、2035年には国の歳出の37%ぐらいにまで膨張してしまうのです。

つまり、経済が成長しても、それ以上に国の借金返済の負担が大きくなってしまうことを意味しているのですね。安倍総理は、「安倍政権は財政健全化と経済成長の両立をめざしている」「経済成長すれば国債費のGDP比は押さえられるので大丈夫」と言い続けているのですが、しかしこの長期予測を一つのあり得るシナリオと考えれば、もっと真剣に財政健全化を考えなければならないはずなのです。質疑では、「財政健全化と言う割には無駄の削減などの取り組みが不十分だ」と安倍総理に指摘し、もっと危機意識を持つべきことを訴えました。

また、平成25年度決算では、公共事業関係費がなんと、前年比で2.2兆円も増加して、8兆円規模に膨らんでいたのですね。もはや伝統的な公共事業は乗数効果(例えば、1兆円の財政投入を行った時に、どれだけのリターンが期待できるかを表す指標)が薄いと理解されているのです。にもかかわらず8兆円もの財政を投入したわけですから、その政策効果をしっかりと提示してもらわないと困るわけです。ところが、私が「乗数効果、雇用創出効果はどれぐらいだと分析しているのか?具体的な数値を挙げて説明して欲しい」と答弁を求めたのに対し、安倍総理も甘利大臣も答弁をはぐらかしてしまいました。実は、この2年間の統計を見ると、「建設関係の従業員数も建設従業員の賃金も、いずれもほとんど変化していない」のです。つまり、数字上は、政策効果が疑われるわけです。むしろ、全国的に巨額の公共事業費をばらまいてしまったが為に、東日本大震災の復興事業に大きな悪影響を及ぼした(人手不足や資材価格の高騰)ことの方が大きかったのではないかと思っています。

 

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そして最後が、私が今回の質疑で一番力を入れたところで、「平成25年度及びその後の安倍政権下での各種施策が、国民の暮らし、とりわけその多数を占める勤労者世帯の暮らしを良くしているのか?」という質問でした。

私がまず、安倍総理に訴えたのは、「この1〜2年のアベノミクスの効果を自分に都合のいい数字だけ挙げてあれこれ言うより、これまで20~25年間の日本のトレンドを正確に把握して、今、労働者がどういう状況に置かれているのか、問題は何なのかを正確に把握すべき」ということです。例えば、1990年以降の労働者の名目賃金及び実質賃金の推移をみれば、明らかに、労働者の賃金は1997年頃を境に今日に至るまで一貫して低下傾向が続いているのです。

で、安倍総理にそのグラフを示して「なぜ1997年から賃金は落ち込んでいるか総理はお分かりになるか?」と尋ねたのですが、残念ながら安倍総理はちゃんと答えてくれなかったのです。もちろん、この20年の間には色々なことがあって、様々な要素が絡んでいるのは間違いありません。しかし1997年以降、一貫して続いているのは「正規雇用が減って、非正規雇用が拡大している」というトレンドであって、そのトレンドと労働者への分配の低下が関連しているわけです。安倍総理には「この実態をきちんと把握していないから、労働法制をさらに改悪して、状況をもっと悪くしてしまうようなとんでもない政策を考えるのだ」と厳しく指摘せざるを得ませんでした。

で、またしても安倍総理は、「雇用状況は改善している。労働者の数も増えている。有効求人倍率もこの20年で最高だ!」と強弁したのですが・・・。

いや、この20年間を振り返っても、労働者数はほぼ一貫して増えているんですね。でも、1997年以降、増えているのは非正規社員であって、だから実質賃金は一貫して下がっているのが事実なのです。この2年間も、見事にそのトレンドの中にいるわけです。そう言ったら安倍総理は全く反論出来ませんでしたね。

また、有効求人倍率についてもあまりに自慢する(笑)ので、「じゃあその中身を分析しているのですか?」と聞き返すと、「質問通告されていないから答えられない」と逃げ出す始末。有効求人倍率が上昇しているのは、私たちも歓迎します。しかし、それだけ見て喜んでいては政治の役割は果たせないわけです。有効求人倍率は、あくまで求職者数と求人数の割合を示しているだけで、それは産業・分野毎、地域毎に全然違います。しかも、大事なのは実際にそれが就職に結びついたかどうかであって、かつ、ちゃんとした生活ができる雇用(正社員など)なのかどうかが大事なわけです。

例えば今で言えば、医療・介護分野はどこでも非常に高い求人倍率になっています。しかし、充足率はきわめて低いし、就職に結びついても離職率も高いのです。だから、有効求人倍率だけみて喜んでいてはダメで、「実際の雇用にどのように結びついているのかを見なければ、政治の責任を果たしたことにはならない」とこれまた安倍総理を批判せざるを得ませんでした。

加えて、安倍政権が間違った現状認識の下で、誤った政策をとろうとしていることの好例として「労働者派遣法改悪案」を挙げ、あらためて安倍総理と塩崎厚生労働大臣に法案の問題点を質したのですが、結局分かったのは、お二人とも法案の中身を全く理解せず、無責任に「いや、この改正は派遣労働者の為の改正だ」などと根拠のないことを言い続けているだけだということでした。

以上、決算委員会での質疑の概要でした。まだまだ、質問の仕方とか内容とか、経験不足の面もあったかと思いますが、働く者の代表として一生懸命、質疑に立ったことは自信を持って報告させていただきます!

 

今日の参議院決算委員会(NHK中継入り)で質問に立ちます!

おはようございます。

今日、参議院の決算委員会が開かれ、平成25年度決算の全般質疑が行われます。私も、民主党を代表して質問に立ちます! 今日はNHK国会中継入りなので、テレビでご覧になれます。委員会は9:00~17:00ですが、私の質問時間は午前11:00過ぎ頃から、お昼前(11:55頃)までです。

内容としては、平成25年度決算を基に、政府債務の状況と今後の財政への影響、公共事業関係費の効果、勤労者世帯の暮らしへの影響など。時間があれば、派遣法やホワイトカラー・エグゼンプションの問題点も追及する予定です。

なお、ライブで見られない方は、いつも通りネット中継もあります。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

では、応援を宜しくお願いします!

今週末もあちらこちらで活動させていただきました

今週末も、あちらこちらで活動をさせていただきました。以下、簡単にハイライトをご紹介します。

まず、1月30日(金)ですが、午前中、NTT労組退職者の会・東日本本社部会の新春の集いに出席して、皆さまにご挨拶をさせていただきました。できればゆっくり歓談したかったのですが、すぐに国会に戻らないと行けないという状況で、ご配慮いただいて最初に挨拶させていただいて、そのまま退席となりました。

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で、国会に戻ってすぐ、民主党・男女共同参画推進本部の役員会に出席。クオータ制の導入に向けた取り組みなど、今後の対応について協議を行いました。

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なお、夕方から神奈川県の藤沢に行って、NTT労組・湘南分会の新春の集いに参加させていただいたのですが、写真を撮り忘れたので紹介のみ。申し訳ありません。

続いて、1月31日(土)は、二つの政治学習会で講演し、意見交換を行ってきました。まずは、情報労連・通建連合の「第12回役員育成セミナー学習会」。通建連合の役員の皆さんと、構成組織から選ばれてきた組合員の皆さんが参加されていたのですが、女性組合員さんも多数おられて、大変盛り上がりました。テーマは「国政の状況と男女共同参画社会の実現に向けた課題」。私のこれまでの海外経験なども踏まえて、日本でなぜ男女共同参画が進まないか、何をしなければならないのかなど、実例もとりまぜながらお話しさせていただきました。

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二つ目は、NTT労組・東日本本社総支部のユースコースでの政治学習会。こちらは組合に入って2年目の組合員の皆さんが中心です。「政治の重要性」「なぜ労働組合が政治活動をやるのか?」など、参加者の皆さんに少しでも政治に関わることの大切さを分かっていただければという思いでお話しをしてきました。質疑応答ではなかなか鋭い質問もいただいて、有意義な時間になったのではないかと期待しています。ただ・・・こちらも写真を撮り忘れたので、ご紹介のみです。すみません・・・。

最後は、今日、2月1日(日)ですが、私の先輩にあたる渡部博年中央区区議(東京)の新春の集いにお招きをいただいたので、昨年に続いて参加してきました。渡部区議は、同じ情報労連・NTT労組の出身ですが、これまで7期28年間にわたって中央区議として活躍をされてきています。今日も、この間、渡部区議を支えてきてくれた多くの支援者の皆さんが参加しておられて、4月に迫った統一地方選挙に向けた気合い合わせも含めて熱気溢れる新春の集いとなりました。

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中央区は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、さらなる開発と人口増が見込まれていますが、大切なのは、オリンピックの前も、そして特にオリンピックが終わった後に、住民の皆さんが豊かな暮らしをおくれる街をつくっていくこと。そのためにも、渡部区議にはこれからも頑張っていただかなくてはなりません。私もしっかりと応援していきますので、ご支援をどうか宜しくお願いします!

以上、週末の活動報告でした。

ピケティ・フィーバー!

トマ・ピケティ氏が来日しましたね。あっという間に離日されましたが・・・(笑)

さて、皆さんはもうお読みになりましたか? 「21世紀の資本」? 私も今、読んでいる最中ですなのです・・・が、本の方は本当に分厚くて、なかなか進みません(苦笑)。しかし、ありがたいことに、解説本やら特集記事やらがあちらこちらに出てきているので、ピケティ氏が「21世紀の資本」で主張しているポイントについては次第に理解が進みつつあります。

 

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来日中、いくつかの講演会が催されて、私もぜひ講演を直接聴きに行きたかったのですが、残念ながら日程が合わず、かつ競争倍率が高過ぎてどうにもならず、断念・・・。あとで聞くと、朝日新聞主催の講演会は700人の定員に、なんと、7,000人を越える応募があったそうです。人気ですね!

でもありがたいことに、ニコニコ動画のタイムシフト視聴などで講演を観ることが出来ています。今も、実は講演の様子を聴きながらこのブログを書いています。いや、本当に勉強になります。今、ピケティ氏の主張をベースに日本の状況の分析を試みていますので、またご紹介しますね。

ところで、あるインタビューで、ピケティ氏が大変印象深い発言をされていました。若者へのメッセージを!とインタビューアーに聞かれて、それに対する答えだったのですが、ピケティ氏はこう答えたのです:

「闘って下さい。民主主義というのは闘いです。社会のあり方や財政システムが、若者にとって公平になるように。民主主義を強化するためにも、誰もが闘わないといけないのです」

これは若者だけでなく、全ての国民に言えることですね。フランス人のピケティ氏らしい訴えですが、ずっしりきました!

ちなみに、ピケティ氏が使っているプレゼン資料などはこちらからダウンロードできます。また、東大における特別講義の模様をこちらから視聴できます。東大、なかなかやりますね、ありがたいです(^^)v

この週末も各地で活動してきました!

今週末も、各地で学習会や対話会の機会をいただいて、あちらこちらを飛び回ってきました。 木曜日の夜から大阪に入って、1月23日(金曜日)の朝はまずNTT労組西日本本部「総支部監査員研修会」にお邪魔して、約1時間の講演。終わってすぐに伊丹空港へ移動して、一路、秋田へ。秋田では、NTT労組秋田分会主催の「リーダー研修」に参加して、約1時間半の講演をさせていただいたのち、そのまま情報労連秋田県協主催の新春のつどいにも参加。秋田の仲間の皆さんとの交流を深めさせていただきました。

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(このプロペラ機で伊丹から秋田へ飛びました♪)

 

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(新春のつどいでは、黒崎議長が主催者を代表して挨拶)

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(民主党秋田県連からは松浦大悟代表が参加して挨拶してくれました)

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(新春のつどい、主役はもちろん高清水(笑)。高清水酒造労働組合の皆さんとも交流を深めさせていただきました!)

そして1月24日(土曜日)、朝のフライトで秋田から羽田へ戻って、今度は神奈川県の新横浜へ。情報労連・全統一労働組合加盟の、生活クラブ全評議会ユニオン支部・神奈川分会の経営学習会に参加させていただいて、ひと言、国政報告をかねたご挨拶をさせていただきました。生活クラブ全評議会ユニオン支部・神奈川分会は、全統一の林書記長や、情報労連中央本部の中野中執の出身単組。私も初めての参加でしたが、大変いい機会をいただきました!

その後、今度は都内に戻って、情報労連中央本部主催のスキルアップコース研修に参加。こちらでも約1時間、「労働・雇用法制のあるべき姿」というテーマで講演させていただきました。研修後に交流会もあったので、そちらにも参加させていただいて、参加者の皆さんと直接交流する貴重な機会もいただきました。

最後に、今日1月25日(日曜日)、NTT労組東京総支部主催のユースコースに参加して、「私たちの仕事、暮らしと政治とのかかわり」というテーマで約1時間、講演をさせていただきました。参加者は、組合に入って2年目の若手が中心。冒頭、「こないだの総選挙で投票に行かなかった人?」と尋ねると、約3分の1ぐらいの参加者が手を挙げました。今日の私の講演で、政治の重要性を感じてくれて、次からは選挙に行ってくれることを期待したいですね。

以上、この週末の私の活動でした。

なお、最後に、中東情勢にも触れておきたいと思います。二人の日本人がイスラム国の人質となり、昨夜、そのうちのお一人の命が奪われてしまったかも知れないことが伝えられました。一体何が真実なのか、今お二人が本当にどのような状態にあるのか、政府がどのようなチャンネルを使ってどのように交渉をしているのかはっきりしない段階で、憶測や断片情報に基づいて論評したり批判したりするのは避けるべきだと考えています。

今は何より、政府に対し、あらゆるチャンネルを使ってお二人の安否を確認すること、そして決してあきらめず、何とか無事に解放されることに最後まで最大の努力を払っていただくことを要請したいと思います。その上で、しかるべきタイミングがくれば、私なりに今回の件についての見解を申し述べたいと思います。

岡田克也議員が民主党の新代表に就任!

本日、民主党の臨時党大会が開催され、新代表を選出するための選挙が行われた結果、岡田克也衆議院議員が新しい代表に就任することが決定しました。

 

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今日の臨時党大会では、まず、長妻さん、細野さん、岡田さんの3候補からそれぞれ、決意を込めた最終演説が行われたのですが、いずれも素晴らしい訴えで、我々もうなずき、時には声援を送りながらしっかりと聞き届けました。3候補とも、民主党が「働く者、生活者、納税者、消費者の立場に立つ政党」であり、「共に生きる社会の実現をめざしていかなければならない」と強調してくれましたし、「民主党の立ち位置を明確にして安倍政治と対峙していくことが必要」であることを強く訴えてくれました。地方議員の皆さんや党員・サポーターの皆さんも含め、全員でその認識を共有することができたのではないかと思います。

 

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投票の結果、岡田克也衆議院議員が新代表に選出されたわけですが、民主党として進むべき道を全員で確認することができて、とてもいい代表選挙だったと思っています。実際、私が参議院議員として国会に送っていただいてからの4年半で、今回がすでに5回目の代表選挙でしたが、過去の代表選挙を振り返ってもあまり政策論争が深まったという感じはありませんでした。だからかどうか分かりませんが、私自身、特定の候補者を今回ほど一生懸命に応援したということもありませんでした。

これまで繰り返し皆さんにもご説明してきましたが、今回の代表選では、なんとしても民主党が本来掲げるべき「中道リベラル」の旗を立てていい論戦をしたかったのです。思いを同じくする仲間たちが一つにまとまって行動したかった、という願いもありました。その意味で、あらためて今回、長妻さんが代表選に立候補してくれて本当に良かったと思っています。岡田さんと細野さんのガチンコ対決ではここまで議論が深まらなかっただろうし、これだけ話題になることもなかったかも知れないと思うからです。

特に、今日の演説でも岡田新代表が盛んに言ってくれたのですが、長妻さんが訴えた「格差の拡大を何とかしなければならない」という思いが共有されたことは今後につながるいい結果でした。さらには、原発・エネルギー政策や、集団的自衛権問題、そして沖縄の辺野古の基地建設問題なども、長妻さんが代表選を通じてしっかり問題提起してくれたからこそ、岡田新代表も認識を共有してくれたのだと思います。みんなで一つにまとまって頑張ろう!という形をつくることが出来たのも、長妻さんの立候補によって、3候補がそれぞれにいい議論をしてくれた賜に他なりません。

長妻さんを勝たせることが出来ず、残念ではありますが、頑張ってきて良かったな〜と、とても晴れ晴れした気分です。

 

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昨年末からの取り組みの中で、ご支援いただいている皆さんにも多分にお騒がせしてしまった部分もあると思います。この場をお借りして、ご理解とご協力とご支援を頂いた全ての皆さんに、とりわけ、私からの要請や行動に応えて長妻さんを支援して下さった仲間の皆さんに、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。

もちろん、本当の戦いはこれからです。岡田新代表の下、来る通常国会、4月の統一地方選挙、そして次なる国政選挙に向けて、「命と、雇用と、暮らしを守る政治」を一丸となって進めていかなければなりません。民主党が掲げるべき旗をしっかりとかかげ、一丸となって突き進んでいく、それこそが、民主党の再生・再建に向けた一番の近道であることを引き続き党内外で訴えていきます。

どうか引き続きのご支援を宜しくお願いします!

民主党代表選挙〜党員・サポーターの皆さまは投票をお急ぎ下さい!

【民主党 党員・サポーターの皆さまへ】

いつも民主党へのご支援をありがとうございます。

さて、ご存じの通り、民主党代表選挙はいよいよ1月18日(日)の臨時党大会で最後の国会議員による投票が行われ、新代表が決定することになります。

党員・サポーターになっていただいている皆さまのところには、すでに先週のうちに投票用紙が届いていることと思います。投票は、明日、1月16日(金)必着で締め切られますので、まだ投票をお済ませでない方は、ぜひ今日の午前中のうちに投票していただきますようお願いいたします。

中央選管委員会によりますと、まだまだ投票用紙の戻りが鈍い状況とのこと。民主党の再生・再建をかけた重要な代表選挙ですので、ぜひ皆さまの党員・サポーターとしての貴重な権利を行使し、ご参加いただきますよう宜しくお願いいたします!
代表選

全国対話活動第1弾〜今年は山梨からスタート!

民主党代表選挙もいよいよ盛り上がりを見せてきています。私も長妻昭選対のメンバーとして、連日、さまざまな活動に取り組んでいます。皆さんもぜひ支援をお願いしますね(^_^)v

さて、そうは言っても、私自身の政治活動の推進も重要です。ということで、1月9日(金曜日)には、昨年夏から続けている全国対話活動第1弾の、今年最初の行動を山梨県域で行ってきました。甲府には、前日の夜から入ったのですが、当日は雲一つない青空で、とってもいい天気。富士山も八ヶ岳もキレイに見えて、絶好のコンディションの中で1日、行動させていただきました。

では、山梨での主な行動を写真で紹介しましょう!

 

yamanashi_01まずは朝一番の挨拶行動。NTT労組山梨分会の皆さんとご一緒しました♪ 朝から本当にいいお天気でした。

yamanashi_02サンクレックス・協和エクシオ労組で。

yamanashi_04 yamanashi_03ヤマト運輸労組山梨支部にて。女性組合員さんは、なんと、松江出身。ローカル話に花が咲きました♪

 

yamanashi_05トーシス・グループ労組で。

 yamanashi_08yamanashi_06yamanashi_10NTT労組の甲府部会、東山梨部会、朝気部会も訪問しました。

yamanashi_09NTT労組退職者の会・山梨県支部協の役員の皆さん。今日もいい意見交換をさせていただきました。

 

yamanashi_11そして最後は、情報労連山梨県協の2015年新春の集い。写真は長谷部議長のご挨拶。私も挨拶をさせていただきました。

ということで、今年の全国対話活動第一弾、山梨行動の模様でした。来週は、佐賀県と長崎県にお邪魔します!